「宇宙から支える街」
グループ名:夏みかん
皆川 ヒカルさん 札幌市立ノホロの丘小学校 6年生
福玉 楓さん 札幌市立ノホロの丘小学校 6年生
遠藤 圭さん 札幌市立ノホロの丘小学校 6年生
学校名
札幌市立ノホロの丘小学校
学年
小学校6年
グループの構成を教えてください
ノホロの丘小学校6年生のクラスメイト3人のグループ
あなたが作ったワールド(未来のまち)は何年後の札幌ですか?
78年後
どのようなワールドを作りましたか?わかりやすく教えてください。
宇宙エレベーターで宇宙開発を進め、札幌の豊かな自然は残したままで、ドローン、小型除雪機など様々なロボットが活躍しています。札幌の特徴であるきれいな雪は発電や夏に使う人工雪を作るために再利用され、景観を壊さぬよう交通手段は地下で発展しています。冬季だけでなく夏季のオリンピックに向けて競技場も建設されました。
どのような、まちやくらしを想像してワールドを作りましたか?
宇宙開発が進むことで、通信速度が上がりITがより発達したり今よりももっと正確な天気予報が観れるようになりました。街では朝から晩までロボットたちが除雪や配達、ごみ拾い、草刈りなど様々な仕事をこなしています。未来といえど、札幌の豊かな自然は健在で、冬に除雪した雪で人工雪を作り夏でも雪が体験できるようになっていたり、温暖化が進む中でも雪を使い涼しく過ごせることから観光客も多く来ています。地下道路ができたり交通手段が増え、冬には除雪機やスキー場にあるスノーモービルなどのタイヤに摩擦帯電型ナノ発電機という雪との摩擦で発電することができる発電機を取り付け、環境にやさしく発電しています。
このワールドのアピールポイントはどこですか?
さっぽろテレビ塔を利用して建設した、札幌から宇宙につながる「札幌宇宙エレベーター」です。未来では世界的に宇宙開発が進んでいると考え、札幌も後れを取らぬよう宇宙開発を進めるとよいと思いました。宇宙開発を進める理由は主に2つあります。1つ目はロボットの活用で、ドローンや小型除雪機など無人ロボットを使用するにあたって、特に人の近くで行動するロボットは動く範囲がほんの数メートルでも違うことで事故になってしまう恐れがあります。そこで今よりもっと正確な位置情報を取得しなければならないと思いました。2つ目は交通状況についてで、私たちが制作した札幌には緊急の場合や渋滞が起きた時に開放する地下道路というものがあり、地下を車で通ることができますが、その道路を活用するためにも正確な交通状況が必要です。その他にも気象予報の正確性や、通信技術の発達などのメリットがあることから宇宙開発を進めるために、宇宙エレベーターを作りました。
ワールド全体を高い所から見下ろした画像とその説明文
写真の右側にあるのは札幌の新しいシンボル。「札幌宇宙エレベーター」です。大通公園は未来でも自然をのこしており、その下には地下道路も開通しています。写真では見えずらいですがたくさんのドローンが飛び交っており、五輪のマークを作っていたり、宇宙エレベーターの隣には花のような形をしたドローンの充電所、雪を使った発電所もあります。札幌市役所や札幌時計台など重要な建物は現在の姿のまま残っていますがその他の建物はほぼビルやマンションなどの高層建築物になり、写真では切れていますが右側にある札幌競技場や左側の人工雪体験所も建設され様々なイベントが行われています。
アピールポイントの画像とその説明文
札幌で活躍しているロボットたちです。1つ目は写真の上で飛んでいるドローンです。ドローンは多く生産することができ、飛んでいるので渋滞も関係ないのでスピードも速く、その上先ほど説明したように宇宙からより正確な位置情報が分かれば人が操作することなく利用することができます。荷物を運ぶだけでなく、ドローンで文字やマークを作り企業の宣伝やイベントなど様々な活用方法があります。2つ目の雪を除雪しているロボットは小型除雪機です。その小ささを生かし歩道などの除雪を細かくすることができ、明かりをつけているので人通りの少ないところに行けば防犯にもなると思います。
さっぽろテレビ塔を土台にした札幌宇宙エレベーターです。活用方法は先ほどのアピールポイントで説明したのでここでは仕組みについて説明します。建設の仕方は、人工衛星から地球までエレベーターを下ろし、地球とは反対側にも人工衛星からケーブルなどを伸ばすというものです。しかしなぜ地球とは反対側にもケーブルを伸ばす必要があるのか、それはエレベーターを支える人工衛星が地球に落ちないようにするためです。通常の人工衛星は、地球に引き寄せられる「重力」、地球を回ることで外に飛び出そうとする「遠心力」。この2つの力のつり合いが丁度よくできている場所にいることで燃料や電気をほぼ使わずに地球の周りに居続けることができます。しかし宇宙エレベーターを地球に下ろすと重力が大きくなり力がつり合わず落ちてしまいます。そこで地球とは反対側にもケーブルを伸ばすことで2つの力がつり合い、エレベーターを支える人工衛星は落ちることがないのです。
札幌競技場です。未来の札幌では冬季オリンピックだけでなくオリンピック開催も目指しており、新しい競技場を建設しました。壁はあえてできるだけ凹凸のない白い壁にすることでプロジェクションマッピングを映し出すことができ、模様を自由に変えることができます。地下があるのは道路や地下鉄だけでなく競技場にも地下があり、そこには今見えていない野球、バスケ、バレーなど様々なスポーツのフィールドが収納されていてフィールドを変形させることが可能なので、一つの競技場で様々なスポーツをすることができます。
人工雪体験所です。特に観光客の方たちは温度などの関係で夏に旅行する方が多いと思いますが、それだと札幌の魅力の雪を伝えることができないと思い、遊びやすい環境の夏でも雪を体験できるようにするために作りました。仕組みは、冬に除雪した雪の力で水を氷にし、その氷を雪のように細かく砕いて上から降らせるというものです。札幌は水もきれいなので、きれいな雪が作れると思います。
プログラミング、コマンドブロック、レッドストーン回路の画像とその説明文
宇宙エレベーターのコマンドです。ボタンを押すとまずコマンドブロックから半径10m以内のプレイヤーにgo!と表示が出ます。その後半径10m以内のプレイヤーが指定した座標に移動されます。
宇宙エレベーターの出発ボタンを押すと、私たちが再現した宇宙の座標に移動され、宇宙に来たような体感ができます。
未来の札幌で達成したいSDGsのゴールを教えてください
ワールドの中で考えたSDGsを実現するためのアイデアを教えてください
雪の摩擦での発電方法です。ロサンゼルスのカリフォルニア大学が作成したSnow TENGというシリコンが素材の摩擦帯電型ナノ発電機を使用します。雪がプラスに帯電する傾向を利用し、マイナスに帯電した物質と接した際に生じる摩擦帯電から発電するという仕組みです。靴の裏やタイヤなど雪と接するものなら発電することができるので、スキー場のスノーモービルにつけたり、除雪機につけたり、様々な活用方法があります。世界でもトップクラスの降雪量の札幌にとても合っている発電方法だと考えます。